『九天楼の買われた花嫁』裏話
こんにちは。発売4日目になりました。
web拍手コメントからはさっそくご感想をいただきまして、ちょっとだけほっとしています。
まだ読んでいない、買ってないという方もたくさんいらっしゃると思いますが、月羽が不憫な子なので、せめて月羽はみなさんに可愛く思ってもらえるといいなと思っています
ということで、作品の内容にはあまり関係がありませんが、裏話など。
ちるちるさんのインタビューでは、書いてもいいかわからず書けなかったのですが、口絵のイラストはレオンと月羽の、庭を散策するシーンです。P74あたりからのところですね。月羽のお尻を出すかどうか、「どうしましょうか?」と訊かれたのですけれど、お尻があんまりにも可愛かったので、出すバージョンでお願いしたのでした。
攻のレオンについては、吸血鬼の王、ということで、ものすごいドSという線もあったと思うのですが、最初に浮かんできたキャラクターが生真面目路線だったので、結局そのままになりました。
ヴァンパイアを率いる王様、というと、ヴラド公が祖国では英雄である、という説のせいか、責任感があってカリスマ性があり、誠実、真面目な人、というイメージが私の中にあったのかもしれません
魔女、魔法使い、錬金術師、吸血鬼、妖精、人狼、ゴブリン、ドラゴン、その手の中世の暗がりに生息していた存在は、やっぱりかぎりないロマンがつまっているなあ、と思います。どろっと濃厚なやつも大好きなんですけれど、せっかくBLなので、波乱万丈ロマンスがいいなと思いつつ書いたので、空気感とかどきどきとかを、少しでも楽しんでいただければなと願っています。
途中、月羽が可哀想な展開なので、「いつ誰が読んでもるんるん楽しい♪」というわけじゃないと思いますが、ロマンス映画みたいに感じていただければ嬉しいです。
使い魔は、プロットの頃はそこまでつきつめていなかったのですが、書きはじめたら呑気な雰囲気の猫氏になってました^-^;
マルクは当初まったく想定していませんでしたが、これも書いているうちに自然に出てくることに……。
クドルクにはみんな使い魔がいるので、ジェイドにももちろんいるのですが、こっちは出てくるチャンスがありませんでした。使い魔、って素敵な響きですよね。きゅいきゅい(※元ネタがわかった人はボクと握手!)
おまけSSはpixivのほうにもアップしました。こちらから。
シャレード文庫さんはpixivで本文のお試し読みができるので、読むのはそっちのほうが楽!という方は、どうぞご利用くださいませ。感想はお試し読みのところからも送れます。
もちろん、web拍手からでも、ツイッターでも、本に挟まっているハガキを送っていただくのでも大丈夫なので、気がむいたらご感想をお聞かせください!
よろしくお願いいたします
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- 2016.06.27 Monday
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- by 葵居